「働き方改革」で副業が解禁される会社が増えてきました。
せどり、アフィリエイト、動画編集……様々な副業がありますが、「自費出版(作家業)」も立派な副業の選択肢です。
「本を書くのが好き」「自分の知識をお金に変えたい」
そんな人にとって、出版は夢と実益を兼ね備えた魅力的なビジネスです。
しかし、会社員ならではの悩みもあります。
「会社にバレたくない」
「本業に支障が出ないか心配」
ここでは、会社員が副業として自費出版を行うメリットと、会社にバレずに賢く稼ぐための方法について解説します。
副業としての自費出版の魅力
なぜ、副業に出版がおすすめなのでしょうか。
初期費用を抑えればリスクが低い
店舗を構えたり、商品を仕入れたりするビジネスに比べ、出版は初期費用を低く抑えられます。
特に電子書籍やPOD(プリント・オン・デマンド)なら、数千円〜数万円で始められます。
失敗しても借金を背負うリスクがほとんどありません。
在庫を持たない(PODや電子書籍)なら場所も取らない
物理的な在庫を持たなくて済むので、自宅が段ボールだらけになることもありません。
パソコン一台あれば、どこでも作業ができます。自費出版の在庫リスクを回避するには?在庫を持たない賢い出版方法 もあわせてご覧ください。
自分の得意分野や趣味を活かせる
本業で培った専門知識や、長年続けている趣味など、自分の中にある資産をコンテンツ化できます。
好きなことだから続けられます。
本業との相乗効果が期待できる
本を書くことで知識が整理され、本業のスキルアップにつながることもあります。
また、著者としての実績が転職やキャリアアップに有利に働くこともあります。
会社にバレずに副業出版する方法
「副業禁止」の会社や、周りに知られたくない場合は、対策が必要です。
ペンネームを使用する
本名ではなくペンネームで出版します。
著者プロフィールも、個人が特定されないようにぼかして書きます。
顔出しをしない(イラストアイコンなど)
著者の近影写真に、自分の顔写真を使わず、似顔絵イラストや風景写真などを使います。
住民税の徴収方法を「普通徴収」にする
副業バレの最大の原因は「住民税」です。
副業の収入が増えると住民税額が上がり、会社に通知が行って「給料の割に税金が高いぞ?」と怪しまれます。
確定申告の際、住民税の納付方法を「自分で納付(普通徴収)」にチェックすれば、副業分の住民税通知は自宅に届くため、会社にはバレません。
(※自治体によっては対応が異なる場合があるので確認が必要です)
就業規則(副業規定)を確認する
そもそも会社の就業規則で副業が禁止されているのか、許可制なのかを確認しましょう。
「執筆活動」は副業とみなされないケースもあります。
副業出版で稼ぐステップ
どうすれば収益化できるのでしょうか。
ニッチなジャンルで専門家ポジションを取る
大手出版社が参入しないようなニッチなジャンル(例:マニアックな趣味、特定の資格試験対策など)を狙います。
競合が少なく、濃い読者がいます。
電子書籍(Kindle)で数冊出す
まずはKindleで電子書籍を出してみます。
1冊だけでなく、シリーズ化して数冊出すことで、読者を囲い込みます。電子書籍(Kindle)で自費出版する方法!仕組み・印税・成功のコツを完全解説 も参考にしてください。
ペーパーバック(POD)も併売する
電子書籍だけでなく、MyISBNなどを利用して紙の本(ペーパーバック)も用意します。
「紙で読みたい」という層を取り込み、売上を最大化します。
ブログやSNSで集客する
本を出しただけでは売れません。
ブログやSNSで情報発信し、自分のファンを作って本へ誘導します。
副業から本業へ(独立・起業)
副業が軌道に乗れば、独立も見えてきます。
出版実績を元に独立するケース
「著者」という肩書きを武器に、コンサルタントや講師として独立する人は多いです。
印税収入が生活費を上回ったら
毎月の印税収入が本業の給料を超えれば、専業作家になることも夢ではありません。
ただし、印税は変動が激しいので注意が必要です。
コンサルタントや講師としての活動拡大
本を名刺代わりに営業し、高単価な仕事を受注するスタイルです。
無理な独立は禁物(計画的に)
いきなり会社を辞めるのではなく、副業で十分に稼げる基盤を作ってから独立するのが安全です。
会社の信用や安定収入があるうちに、準備を進めましょう。
まとめ
自費出版は、会社員にとって「最強の副業」になり得ます。
リスクを抑えて始められ、自分の知識が資産になり、将来の独立にもつながるからです。
会社にバレない工夫をしつつ、まずは小さく始めてみませんか?
あなたの書いた本が、給料以外の「第2の収入源」となり、人生の選択肢を広げてくれるはずです。
